ひとつは旅の計画や準備、ひとつは旅そのもの、そしてもうひとつは旅の記憶・・・だそうです。
・・ということで、
旅の記憶がまだ新鮮なうちに、撮り溜めた写真を少しずつ整理しつつ、1日めね。
まあこの日は、ほとんどの時間が移動だったけど(^^;
成田空港を昼過ぎの便でフランクフルトへ。
12時間ちょっとのフライト。 長旅だけどワクワクする瞬間ですよね〜。
佐渡島を抜けたらそのまま北上して、窓の外はどこまでも続くシベリアの大地。
数時間眠り込んで再び眼下に目をやっても、眠る前と同じような風景が広がっています。
ゆったりと流れる川は真っ白く凍てついて、大地の色もどこか不思議。
次から次へと変わっていく雄大な眺めは、いろんな色といろんな形があって何度見ても飽きないね。
山々の稜線が夕陽に赤く染まってきれいだなぁ。
他の季節だったら、ずっと太陽を追いかけて到着するまで明るかったりするんだけど
冬至に近いこの時期は、極に近い高緯度にさしかかると太陽の光が届かない時間が訪れます。
真っ暗な夜でもない、まるでマジックアワーのような幻想的な色。
人跡未踏なんだろうな〜と思える場所にも、時折見える街の灯り。 人間ってすごいですね。
モスクワを過ぎて南下し始めると、次第に外が明るくなってきましたよ。
いわゆる ‘ 西から昇る太陽 ’
太陽が沈んだ方角から再び太陽が顔を出す不思議な光景に、丸い地球の縁を飛んでるんだなぁ〜
なんて、しみじみ実感したりして。
西の空の朝焼け?を楽しむうちに、フランクフルト空港に到着したのは夕方の5時前。
着陸前のフランクフルトの摩天楼の輝きがとてもきれいでした。
もう夕方を通り越して外はすっかり暗いです。 でも思ったほど寒くはないよ^^
ツリーの前でツーショットをと手に持ったカメラを自分たちに向けて撮ってたら、横を歩いてた
ビジネスマンがすかさずシャッターを押してくれました。
思えば旅行中そんなことが何回も・・・。 ううっ、ドイツの人はなんて優しいんだろー^^
ここで最初の、ダンケ シェーンでした
広大なフランクフルト空港。
到着したターミナル2から長距離列車の駅があるターミナル1まではシャトルバスで移動です。
少し迷いながらも、なんとか駅に到着〜^^
ドイツ全土に路線網を持つドイツ鉄道 Deutsche Bahn ( DB ) は、国際空港直結なので、
ドイツ到着と同時にそのまま鉄道の旅が始められてかなり便利。
ちなみに、
ドイツの駅には地下鉄も含めて改札がなく、切符を買ったらそのままホームへ行けるんです。
田舎の駅だったら、タクシーを降りたらそのままホームだったりするんだから便利ですよね〜。
ただその分車内検札が厳密で、無札乗車は厳しく罰せられるそうですよ。
目的地のヴュルツブルクまでは、ミュンヘン行きのICE特急で1時間半ほどの列車の旅。
ICEとは、DBが誇る高速列車のインターシティー・エクスプレスのこと。
流線型がカッコイイ〜。 日本の新幹線をしのぐほどの快適空間でした。
席にあった現地の新聞で天気予報をチェック。 しばらくは雲が広がるお天気のようだなぁ。
さて、今回の旅のルートは、南ドイツの南北を貫く全長350kmのロマンティック街道。
ロマンチックかと思ってたけど、『 ローマへ続く道 』 という意味なんだそうですね^^;
街道の北の起点が、マイン川の両岸に開けた教会の多い古都 【 ヴュルツブルク 】
駅の手前の線路ぎわにまでブドウ畑が広がっているほどのワインの名産地です。
ようやく着きましたー。 時間は夜の8時過ぎ。
駅前のカイザー通り。
ぐるっと歩いても4時間ほどで回れてしまうほどの小さな街だけど、路面電車があるんだね〜。
早速、駅近くの 『 マリティム 』 っていうホテルへチェックイン。
ようやく荷解き。 う〜ん、今日は1日長かったなぁ〜。
初日のクリスマスマーケットは諦めて、まずは晩ご飯でも。
きりりと辛口のフランケンワインが美味しいところなんだよねー。 楽しみはこれからです
とっても楽しそうな旅の始まり・・・!空港の雰囲気からワクワクし始めちゃいますね!
移動の時間が長いヨーロッパは大変ですが、機内でも空の色や地形の移り変わりを楽しむことが出来て素敵です!
お写真これからも楽しみにしておりますね♪
たいてい一箇所に滞在する我が家の旅スタイルですが、
今回の鉄道の旅は、移動する楽しさを改めて発見させてくれました。
南に行くにつれて次第に広がる雪景色、きれいでしたよ〜。
食べ物もビールも美味しいし、何より人が優しくて
ハワイ、パリに続いて早くもリピートしそうな気配です(笑)
フランクフルト空港にメルセデスのオープンが展示してありますね。(いい車だなあ)
ICEの新型ICE3かな?最高時速
300km 乗り心地はいかがでしたか?
鉄道の旅 憧れますねえ。
欧州の街にトラムはぴったりフィットし素敵な景色です。
パリもそうですが、ドイツも車の主流は小型車ですね。
自国ブランドのメルセデス、BMWが多いのは当然ですが
最新型のSクラスなんて普通にタクシーで走ってましたよ^^
あと、ブランド物を持ち歩く若者ってほとんど見なかったかな。
まあ考えてみれば当たり前なんでしょうけどね。
ICE,セカンドクラスだけでしたが乗り心地良かったですよ〜。
食堂車も体験したかったんですが、またそれは次の機会に。
今回は10日間でしたが、倍くらいの日程を組むか訪れる街を半分に減らせばもっとゆったり楽しめたかも。
1箇所2泊くらいがちょうどいいかなあ。
でも、鉄道の旅って車窓も楽しめるし大満足でした。