パリジャンたちがこよなく愛するメトロは、旅行者にとっても強い味方。
日本の地下鉄と少しばかり勝手が違うけど、使いこなせば移動するのはとっても楽チンです。
山の手線の内側程度の広さの街に、東京の地下鉄以上の路線網が引かれてるんだから、
街のどこを歩いていても、たいていどこかの路線の駅を見つけることが可能。
駅間の距離もビックリするほど近かったりしますよ。
料金はどこまで乗っても均一料金の1.6ユーロ。 10枚回数券の 『 カルネ 』 がお得です。
日本の地下鉄とナニカが違うメトロ。
なんといっても・・・・・、
車内や駅通路でアコーディオンを演奏したり歌を披露したりする音楽家たちが多いんだよね〜。
ある車内では、突然、大きなスピーカーをセットしておもむろに歌い始めたりしちゃうんです
乗ってる人たちも顔色ひとつ変えません。
スリが多いのも特徴のひとつ。
なので、車内で寝てる人は全くと言っていいほどいません。 酔っ払ってふらつく人も見かけないね。
そして、最初の頃にとまどったのがこの写真
ドアが、なんと手動なのです ( 新型の車両は自動だけど、ほとんど旧式です )
乗り込むときも、降りるときも、回転レバーを上にグッと回すとドアが開く仕組み。
最初の1、2回は戸惑ったけど、慣れるとある意味合理的ってことに気付きます。
駅名の表示も、日本みたいに画一的じゃなくて、駅それぞれの字体やデザインが個性的です。
『 Sortie 』 は出口の意味。
出口の改札は、切符を入れずにドアを押して外に出るんです。
後ろに人がいたら、パリジャンは必ずドアを押さえて待っててくれます。
お礼は、きちんと 『 Merci 』 で。 マナーですよね(^^
駅の出入り口の建築様式も見どころのひとつ。
たいていの駅の入口は、ギマールのデザインによるアール・ヌーヴォー様式がほとんどです。
こんなシックなのもあるよ。
黄色の M は、マックじゃありませ〜ん(笑)
様々な人種と音楽があふれるメトロは、まさにパリの観光名所のひとつかもしれませんね。
ギマールのエントランス、DCのナショナルミュージアムの隣のカフェにもありました。
メトロへの入口じゃありませんが・・・
ギマールデザインは、アメリカにもあるんですね〜。
ギマールの晩年は確かアメリカでしたよね。
その頃の作品なんですかね〜。