初夏の日差しと海からの風が気持ちいいなぁ。
ふと岸壁を見ると見慣れない船が・・・。
そして、それを見つめる大勢の人たち・・・。
よ〜く見ると、
その船の中にはスクリューのついた飛行船みたいなモノ
が格納されてます。
おっ、何かな???
聞いてみたら、へぇ〜、あれが 有人潜水調査船の 【 しんかい6500 】 ですか!!
アレでしょ?
映画 『 日本沈没 』 で海の底に潜る 『 わだつみ○○ 』 のモデルになったっていうアレ・・・。
『 タイタニック 』 でも冒頭のシーンで似たようなのが出てきましたよね。
えっ!? アレ見れるんですか??
へぇ〜、なんでも今日一日だけの一般公開らしいので、せっかくだからと受付に。
入ってみると、すごい人の列・・・・・・
でも、偶然見かけた興味シンシンな物体、頑張って見に行ってみます!
岸壁に接岸されていた船は、【 よこすか 】
【 しんかい6500 】 を調査海域まで運搬して、潜水の支援と管理をする支援母船というんだって。
一応見学コースみたいなものがあって、
操舵室なんかも見てきましたよ。
広くもない船内には大勢の人がギュウギュウ詰めで、
なかなか前に進めず、
あのプロペラの物体にたどり着きません。
やっと着いたよー! ここは、船のお尻の部分の格納庫みたいなところ。
へぇー、これかー
3人乗りにしては、以外にデカイ 【 しんかい6500 】
名前のとおり水深6500mの深海まで潜ることができる船です。
世界一深いところに潜れるってことだよねー。
6500mの深さまでは2時間半かかるんだって。 スゴッ!!
潜っていられる時間は8時間。
ってことは、調査時間はたったの3時間ほど。
操縦室は、高い水圧に耐えられるように
チタン合金でできた球体○になっているらしいですよ。
光の届かない深海を活躍の場とする船らしく、
前方には目となる部分のたくさんのCCDカメラやライト、
手の役目をするロボットアーム(正確にはマニピュレータっていうらしい・・)が、外観上の大きな特徴です。
そうそう、高い水圧っていえば、こんなものが展示されてたり、こんな実験をしてました。
ちなみに、水深6500mでは 1 cm²あたり約680kg!! らしいです。
厚さ約14cmのアクリルガラス。 水深1000mに相当する水圧の実験。
カップラーメンの容器はこんな風にペチャンコに!
地球の外のことよりも、内側のことが分かっていないって、ある意味今の人類とだぶる気がします。
ダイビングをやっていた頃、水深が深くなっていくと、水温も下がり、周りも暗くなっていき、昼でもない、夜でもない微妙な明るさの海中が、キレイなんだけど、ちょっと怖かったです。
今は身近に自然を感じながら生きていくことが、少し先の目標であり希望です。
私はやっぱり海派です。^^
やって来ますね。
世界最新鋭の設備なんでしょうが、
こんな小さな乗り物で深海の旅は
ちょっと怖い気がします。
確かに、最近では日本人宇宙飛行士の活躍で宇宙(・・といっても宇宙から見た地球かな?)がクローズアップされる機会が多くなってきたけど、
深海の探査なんて、地球上でありながらまだまだ未知の領域なんですよね。
そういえば、会場でこんな写真がありましたよ。
世界で初めて海底のプレートの裂け目を撮影できたのが、『しんかい6500』らしいんだけど、
その裂け目にマネキンの頭が引っかかってたらしいです。
怖いくらいにビックリでしょ?
人間の捨てたゴミって確実に未知の領域にまで広がってるってことだよねー。
たった3人だけで2時間半かけて真っ暗闇の深海に調査に行くんですから、
本当に命がけですよね。
でもまぁなかなか見たり触ったりする機会のない船だっただけに、
貴重な体験でした。
散歩しててよかったー(笑)
そうですね。写真にあるような小さな窓しか付いてない球体のコックピットの中で8時間も作業をするんですから、
度胸がないと無理ですよねー。
カップラーメンの器の実験、面白かったですよ。
発泡スチロールみたいな素材でできてるので、そっくりそのままミニチュアになるんですよね。
通常の気圧に戻してもそのまんま! 触ってみるとカチカチのゴワゴワ!! でした。
へぇ〜、スキューバやられてたんですね!
少し意外でした(笑)
あっ、今すごいカミナリと雨になりました。土砂降りのようです・・・・。
それでは、おやすみなさい。