サビニャックというポスター画家と彼がパリから移り住んだトゥルヴィルという海辺の町でした。
そして、ひと目で気に入ってしまった、この牛乳石鹸のポスター写真。
パリに行ったら絶対この町と数々のポスターを見てみたい!!
まあそんなわけで、今日は頑張って早起きして、早朝のサン・ラザール駅からスタートです。
目指すはノルマンディー。 2時間ちょっとの電車の旅。 ドイツ旅行を思い出すなぁ(^^
車窓に流れる景色はずっと霧が深くて天気が心配だったけど、着いてみたら見事な青空
もうすでに潮の香りがたまりません。 それにカモメの鳴き声。 ワクワク〜!!
駅を出ると川を挟んで左右に2つの町が並んでいて、左はホテルやカジノが建ち並ぶドゥーヴィル。
そして、橋を渡って右側に行くと、のどかな港町トゥルヴィルです。
うわ〜、なだらかな丘に連なる家々が美しいな〜。 それにしてもカモメの鳴き声がすごい!
早速ツーリストインフォメーションを訪ねて情報収集。
なんでも、ビーチ沿いにはノルマンディー初の板張りの散歩道があるらしく、そのプロムナードに
サビニャックが描いたポスターが展示されてるそう。
そして、町のあちこちには、ポスターの原画ともいうべき壁画がいくつか残ってるんだって。
よし、こうなったらもう片っ端から捜し歩いてみよう。
壁画巡りの案内図片手に、気分はすっかり宝探し(^^
町の中は港町らしく坂だらけでした。
しかも、今日は初夏の陽気。 もう暑いくらい
この坂の上から見た町の景色と広がる海がきれいだったなぁ。
あの海峡の向こうはイギリスだもんね。 なんかこうフランスの西の端っこまで来たって感じです。
道端の道しるべも古めかしくて味がありますね。
お隣ドゥーヴィルから1キロ。 カーンの町から43キロ。
ランチは大きなテラスが目に付いたレストランで。
ノルマンディーで地元産の牡蠣をいただく至福の時間。 パリに比べると安いしね。
そして、最近お気に入りのムール貝(笑)
モッツァレラチーズも美味かった!!
ひと息ついて太陽が眩しいビーチに出ると、そこはどこまでも続く散歩道。
1867年に造られたプロムナードは、当時はナポレオン3世支配下の貴族専用だったとか・・・。
‘ 初 ’ といっても、何気にすごい歴史だったのね(^^;
今はサビニャックのポスターが転々と並んで展示されていて雰囲気ものんびりムード。
いや実際歩く速さもパリの3分の1くらいかも。 とにかくスローで青空が似合うなぁ。
色とりどりのポスターが可愛いですね。
そうそう、肝心のポスターの壁画探しの結果をいくつかアップしとかないと。 汗かいたしね^^
まずは、タイトル 『 綱渡りの夜 』
・・の壁画は、坂の上のパン屋さんの横にある小さな家にありました。
これは、『 心臓の切り札 』
原画はいくつか道に迷いながらようやく見つけたパステルカラー。 感動のショットでした。
『 海水浴の女性 』 は・・・、
通りの奥の高いところにさりげなく。 だいぶ色褪せているかな?
そして有名な 『 ホテルフロベール 』 は、ビーチに面したホテルの壁に存在感た〜っぷり。
もうすでに帰りたくなくなってきています(笑)
どこかホテルを取って泊まろうかな・・・・と本気で考えたけど、明日は人との約束があるので。
次回パリに来たときは、絶対ここに数泊しよう!
なんかこう、ひと夏をのんびりと過ごしてみたくなるところでした。