2012年03月11日

馬と絵画とクレーム・シャンティイ

少しずつ晴天の日が多くなって過ごしやすくなってきたので、思い立ってピクニックに(^^
パリ北駅から郊外へ向かうRERのD線で 【 シャンティイ 】 というところに向かってます。

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大都会パリから30分ほど離れるだけでスローな時間が流れるシャンティイ・グヴィユー駅に到着。
日曜日なのに人は少なめ。   予報は晴れだったのに曇り空のせいかな?

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この町の見どころといえば、水辺にたたずむ姿が華麗といわれる 【 シャンティイ城 】
駅からわずか2キロほどの距離なので、森の中の小道を散策がてらのんびりと。

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木立に囲まれた散歩道。 落ち葉がかさかさと気持ちいいなぁ〜^^
まっすぐな道を抜けると突然視界が開けて、そこにはだだっ広い芝生に囲まれた空間が。

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フランスでいちばん古い競馬場だそうですよ。
6月には華やかな帽子を被ったご婦人方が集まるディアーヌ賞が開催されるんだって。

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周回コースをぐるりと回りこむように歩いていくと、広い草原にひときわ目立つ大きな建物。
まるで宮殿のようだけど・・・ 目

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こっ、これがなんと馬小屋とは!!
18世紀に建てられたもので、当時は馬240頭、猟犬500匹を収容していたんだそう。
今でも競馬用の馬がここで飼育されてるっていうので、驚きですね。
入り口には、馬のレリーフ。  リアルな表情がちょっと恐いなぁ^^;

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今はそのほとんどが馬の博物館として使われていて、調教や乗馬のショーが見ごたえあるらしいんだけど、今日は時間が合わなくて残念〜。

そして、フランスでいちばん豪華といわれる馬小屋のとなりに広がる森の向こうが、今日の目的地。

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水に影を落とす姿がなんだかとても優雅なシャンティイ城の一番の見どころは、その内部。
最後の城主だったコンデ公が所有していた膨大な数の絵画コレクションが公開されているんです。

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入ってみてビックリなのがその陳列方法。
壁いっぱいにところ狭しなのは当時のスタイルだそうですよ。

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そしてこれらの作品はすべて遺言で管理されていて、
一点たりとも城から持ち出してはならず、わずかでも動かしてはならないんだって がく〜(落胆した顔)

ここでしか見れない門外不出のコレクションはどれもこれも貴重なものばかり・・・。
ピエロ・ディ・コジモの 『 美しきシモネッタ 』 とか、

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ラファエロの 『 聖母子像 』 に 『 三美神 』

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こんなところにあったのか〜と驚くような傑作揃い。 すごいコレクションだ!!
肖像画ばかりの部屋もこんなにびっしり!   夜になるとなんだか動き出しそうですね。

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図書室もこれまた凄い!
11世紀からの古書1万3000冊がびっしりと収められてる光景は壮観です。

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お昼ご飯は、当時城の厨房だったところを改装したレストランで レストラン

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古城の雰囲気を味わえていい感じ。
ハムの盛り合わせと白ワイン。    これがまたなんとも美味い。  セ・ボ〜ン!

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天気も次第に良くなってきて、ル・ノートルの手による広大な庭も見ていて気持ちいいね^^

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鳥のさえずりが気持ちいい森の小道を抜けると・・・・

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その先には村里が。

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当時の貴族の間では、田園生活の真似事をするのが流行ったそうで・・・・。
遊びのために村まで造ってしまうとは。  なんて贅沢。

そうそう、ここで初めて作られたのが、あのホイップクリームの 【 クレーム・シャンティイ 】
先ほど食べたレストランがまだ厨房だった頃、宮廷料理人だったヴァテールが考案したんです。

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生クリームに砂糖を入れて泡立てたショートケーキのクリームのようなものですが、
当時の貴族の間では、このフワッとした食べ物が絶賛されたそうですよ。
日本の生クリームよりもコクがあってほのかな酸味。  美味しかったな〜 るんるん

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1日たっぷり森林浴。
帰る間際に見た西日に照らされた古城がとてもキレイでした。

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見ごたえがあるらしい馬の調教ショーは、また次回に(^^
posted by あんちゃん at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Paris | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする