ぐるりと３６０度

ローテンブルクの朝は雪混じりの冷たい雨
ここに来てようやく、マルクト広場にある店で折りたたみの傘を買いました。

正面に見えるどっしりとした市庁舎は、ゴシック様式の建物と高さ６０ｍの塔からなっていて
そのてっぺんは、展望好きにはたまらなく血が騒ぎそうな３６０度ぐるりと見渡せる展望台

上はかなり狭そうだけど、行ってきまーす！！
オンシーズンは塔へ上る人たちで大混雑するので、信号で人数を制限してるそうなんだけど、
こんな雨風の日に上る人なんて・・・・・・・、あ、やっぱ俺たちだけ（笑）

木造の階段は狭くて、しかも傾斜がハンパなく急！
展望台へ出る直前はハシゴをよじ登るので、心理的にかなりコワイ体験ができますよ＾＾
そして、その難所を越えた人が手にできる眺望がこれ。　　　かなりいい眺めを楽しめます。

ただ、想像以上に狭いのよ〜。
ちょっとへっぴり腰で楽しんで、下りるのがまた大変でした。

思わずゾクッ！！ 【 中世犯罪博物館 】

ローテンブルクの街をぶらりと歩いていたら、ふとこんなものが目に付いたので入ってみました。

中世の都市生活は、今では考えられないほど厳しい規則のもとで社会的秩序が保たれていたようで
目方をごまかしてパンを小さく焼いたパン職人は、この檻で水責めにされたそうです（怖っ）

この建物は 【 中世犯罪博物館 】
中世の法律と刑罰に関するものがずらりと展示されていて、その規模はドイツ唯一なんだって。

思わず背筋も凍りそうですが、魔女裁判に使われたらしい椅子とか・・、

酒癖の悪い男は、こんな酒樽をかぶせられて街中のさらし者に・・・。

おしゃべりの過ぎる女性には、こんな舌の長い恥辱のお面を。

規則に背くものならこんなこん棒で・・・！！　　　ギョエ〜〜〜！！！　

そして極めつけはコレ。
この 『 鉄の処女 』 でワルな女性を閉じ込めて観音開きの扉をバチン。　
内側にはいくつもの刺がついているのもあったんだって。　 ひぇ〜、もう勘弁してよ

たっぷり見ごたえありました。
つくづく、中世に生まれなくて良かったー（＾＾；