欠け始めから終わりまで、全ての経過が日本上空で見られるとあって、頑張って観測してみました。
空の高い位置で進行する今回の月食は、ほぼ真上といってもいいくらいの天体ショー。
バルコニーからだと見辛いので、マンションの中庭にあるベンチにコーヒー持参でスタンバイです。
さてここで、なぜ月食が見えるのかちょっとおさらいを
天文サイトのAstroArtsからお借りしてきました。
月食は、太陽―地球―月の順で一直線に並んだときに起きる天文現象のこと。
ただ、月が地球の影に入っても完全な真っ黒にはならず、赤っぽい月になるそうなんです。
それは、地球の大気がレンズの役割をして、屈折や散乱した太陽光がうっすらと月面を照らすから。
いってみれば、宇宙レベルの夕焼けみたいなものですね。
欠け始めは、夜の9時45分でした。
ここまで欠けると、地球の影がくっきりとわかりますね。
うっすらと赤みを帯びてきました。
午後11時過ぎには、地球の影に完全に隠れた皆既状態に。
幻想的な赤茶けた色は、まるで火星みたいです。
月の明るさに隠れていた近くの星も、少しずつちらほら見えてきましたよ。
真上を見上げ続けて首が痛いけど、皆既中の月はホントに黒くないんだね〜。
赤というよりオレンジ色で、ひときわ明るい星が輝いているようでした。
地球にいながら地球の影の存在をこの目で見れるなんて、なんだかロマンがありますね(^^
ラベル:皆既月食