2011年09月03日

シャンパン・カーヴ

そういえば、大聖堂のステンドグラスにこんな絵柄がありましたよ。

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ぶどうの収穫。
そう、ここランスがあるシャンパーニュ地方は、いわずと知れたぶどうの大生産地なんですよね〜。
・・ということで、今回の小さな旅の大きな目的は、シャンパン・カーヴ(貯蔵庫)の訪問でした バー

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街の中には、Mumm、Pommer、Tattinger、Lanson・・・などなど、
それはもう名の知れた有名なシャンパン・カーヴが門を構えていて、気分はワクワク るんるん
大聖堂の隣にある旅行案内所で、【 G・H・MUMM 】 の見学の予約を入れてもらいました^^
赤いリボンで有名な、1827年に設立された名門メゾンです。

まずは、ミニシアターで10分間ほどの映画でお勉強タイム^^;

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ちょっと眠いのを我慢したら、いよいよ見学ツアーの始まり〜 グッド(上向き矢印)
カーブ自体は地下にあるので、ガイドさんの後を3階分ほど階段を下りていきます。

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ひんやりとした地下は想像以上に広くて、なんだか古いお城の中を歩いてるような雰囲気が・・。

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そしてこれが、シャンパンがひっそりと眠っているカーヴ。
な、なんかとてつもなく奥が深そうなんだけど・・・・がく〜(落胆した顔)

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全長20kmだそうです たらーっ(汗)      あ、メートルの間違いじゃないからね〜^^;
鉄格子で仕切られた部屋の中には、100年以上も前のシャンパンが置かれてました。

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「 この部屋の鍵はカーヴのオーナーしか持ってないので、従業員も入れないのよー。 」 だって。
ピュピトルという瓶立てにずらっと並べられたシャンパンたち。

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シャンパンは瓶の中で発酵させるので、次第に澱が瓶の中に溜まっていくんですけど、
その澱を瓶の口に寄せて取り出しやすくするために、5〜6週間に渡って毎日45°ずつ回転させる
ルミアージュ(動瓶)と呼ばれる作業がどうしても必要になるんだとか・・。

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薄暗いカーヴの中で毎日!   それも何万本という瓶を・・・!   しかも手作業で!!
そんな気の遠くなるような作業をするのは、もちろん専門の職人さん。   
すごいなぁ。

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ぶどうを手摘みで収穫して瓶にラベルを貼って出荷するまで、本当に手がかかってるんですね。
シャンパンがそれなりに高価なのもうなずけます。
見学後には、待ちに待ったシャンパンの試飲のサービスが。   わーい^^/

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スッキリとした味わい、格別でした。
次のお休みの日 に友人が遊びに来るので、お土産にロゼのシャンパンを1本買っちゃった わーい(嬉しい顔)

そうそう、ランスでのランチは、大聖堂の近くで見つけた 『 FLO 』 にて レストラン

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夏の日差しが優しく差し込むテラス席。
さらりとしたさわやかな空気が気持ちよかったなぁ(^^

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フランスに来たら必ず食べたくなるタルタルステーキ ♪
ボリュームも満点で美味しかったよ〜。

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ふう〜、今回のランス旅行記、リキが入ってちょっと長くなっちゃいましたネ^^;

最後にもひとつ、おまけは、MUMMのすぐ近くにあった【 フジタ礼拝堂 】

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晩年にカトリックの洗礼を受けてレオナール・フジタとなった、フランスで最も有名な日本人画家、
藤田嗣治(1886〜1968)さんが眠っています。
ちなみにフジタさんの自画像はこんな風。

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礼拝堂の中は、彼が初めて手がけたというフレスコ画やステンドグラスでいっぱいに溢れてました。

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わずか半日ほどの小旅行とは思えないほど充実のランス。  また行きたいなぁ。
posted by あんちゃん at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 妻のお仕事日記 ♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

微笑みの天使

えっと・・・、Reims と書いて 【 ランス 】 です。
ローマ時代にまで遡るほどの古い街で、先住民のレミ族が街の名前の由来だとか・・・。
パリからTGVで約45分くらいの、‘歴代国王の戴冠の都市’とも呼ばれている緑豊かなところ。

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この街がそう呼ばれているのは、498年以来、この 【 ノートルダム大聖堂 】 がフランスの
25の国王の戴冠式の舞台となっているから・・・・・なんだそうですよ。
あのジャンヌ・ダルクもシャルル7世の戴冠式に訪れてるんだって exclamation

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レース細工を思わせる入り口の細かい彫刻も見ごたえたっぷりだけど、感動するのはその内部。
高〜い! 広〜〜い!! そして明る〜〜〜い!!!
神を光として崇めるゴシックアートの考え方は、まさにその天井の高さに表れてますよね ぴかぴか(新しい)

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より高く、より多くの聖なる光を〜 ぴかぴか(新しい) ぴかぴか(新しい) みたいなね(^^
ちなみに、他の数ある聖堂に比べて、ここのステンドグラスは確かに明るいらしい・・。

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なんでもその昔、堂内の蝋燭を節約するためにガラスの透明度を高くしたんだって。
ふ〜ん、なるほどー!!     節電みたいな考え方は昔からあったんですね〜。
そして、ビックリするくらいの奥行きはおよそ140メートルほど。 幅も広くて30メートル!

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荘厳な雰囲気が漂うその広さは、戴冠式の参列者をたっぷりと収容できるように・・・なんですね。
そうそう、ステンドグラスといえば・・、
中でもとにかく目を引くのが、花びらが広がるような模様のバラ窓ね。

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これがまた、外の光がキラキラと差し込んで迫力ある美しさなんです。写真だと伝わりにくいかな?
そして奥ほうにはひときわブルーに煌くステンドグラスが ぴかぴか(新しい)

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このステンドグラス、なんと、シャガールの作品なんですよ〜exclamation×2
さりげな〜く、名作が・・・。   ううっ、感動しちゃうなー^^

・・と、そろそろこのあたりで、タイトルの 【 微笑みの天使 】 って何なのさー??
なんてお叱りをいただきそうだけど あせあせ(飛び散る汗)

そう、このランスの大聖堂で絶対見るべきなのが、このニコニコと微笑んだ天使なんですよ わーい(嬉しい顔)

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すっごく幸せな気分にさせてくれるこの微笑・・・^^
美と神聖さを示す天使ガブリエルが受胎告知をしてる様なんだとか。
でもちょっと引いて見ると、お隣の聖ドゥニさんを励ましてるように見えたりして・・(笑)

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よく見ると、この聖ドゥニさん、もともとあった頭の冠がなくなってしまってるみたいで・・。
どうしたんだろう??  壊れちゃったのかなぁ。
少し悲しげな表情に、大丈夫よ、すぐ元に戻るわよって、やっぱ励ましてるのね(^^
posted by あんちゃん at 23:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 妻のお仕事日記 ♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする