ぶどうの収穫。
そう、ここランスがあるシャンパーニュ地方は、いわずと知れたぶどうの大生産地なんですよね〜。
・・ということで、今回の小さな旅の大きな目的は、シャンパン・カーヴ(貯蔵庫)の訪問でした
街の中には、Mumm、Pommer、Tattinger、Lanson・・・などなど、
それはもう名の知れた有名なシャンパン・カーヴが門を構えていて、気分はワクワク
大聖堂の隣にある旅行案内所で、【 G・H・MUMM 】 の見学の予約を入れてもらいました^^
赤いリボンで有名な、1827年に設立された名門メゾンです。
まずは、ミニシアターで10分間ほどの映画でお勉強タイム^^;
ちょっと眠いのを我慢したら、いよいよ見学ツアーの始まり〜
カーブ自体は地下にあるので、ガイドさんの後を3階分ほど階段を下りていきます。
ひんやりとした地下は想像以上に広くて、なんだか古いお城の中を歩いてるような雰囲気が・・。
そしてこれが、シャンパンがひっそりと眠っているカーヴ。
な、なんかとてつもなく奥が深そうなんだけど・・・・
全長20kmだそうです あ、メートルの間違いじゃないからね〜^^;
鉄格子で仕切られた部屋の中には、100年以上も前のシャンパンが置かれてました。
「 この部屋の鍵はカーヴのオーナーしか持ってないので、従業員も入れないのよー。 」 だって。
ピュピトルという瓶立てにずらっと並べられたシャンパンたち。
シャンパンは瓶の中で発酵させるので、次第に澱が瓶の中に溜まっていくんですけど、
その澱を瓶の口に寄せて取り出しやすくするために、5〜6週間に渡って毎日45°ずつ回転させる
ルミアージュ(動瓶)と呼ばれる作業がどうしても必要になるんだとか・・。
薄暗いカーヴの中で毎日! それも何万本という瓶を・・・! しかも手作業で!!
そんな気の遠くなるような作業をするのは、もちろん専門の職人さん。
すごいなぁ。
ぶどうを手摘みで収穫して瓶にラベルを貼って出荷するまで、本当に手がかかってるんですね。
シャンパンがそれなりに高価なのもうなずけます。
見学後には、待ちに待ったシャンパンの試飲のサービスが。 わーい^^/
スッキリとした味わい、格別でした。
次のお休みの日 に友人が遊びに来るので、お土産にロゼのシャンパンを1本買っちゃった
そうそう、ランスでのランチは、大聖堂の近くで見つけた 『 FLO 』 にて
夏の日差しが優しく差し込むテラス席。
さらりとしたさわやかな空気が気持ちよかったなぁ(^^
フランスに来たら必ず食べたくなるタルタルステーキ ♪
ボリュームも満点で美味しかったよ〜。
ふう〜、今回のランス旅行記、リキが入ってちょっと長くなっちゃいましたネ^^;
最後にもひとつ、おまけは、MUMMのすぐ近くにあった【 フジタ礼拝堂 】
晩年にカトリックの洗礼を受けてレオナール・フジタとなった、フランスで最も有名な日本人画家、
藤田嗣治(1886〜1968)さんが眠っています。
ちなみにフジタさんの自画像はこんな風。
礼拝堂の中は、彼が初めて手がけたというフレスコ画やステンドグラスでいっぱいに溢れてました。
わずか半日ほどの小旅行とは思えないほど充実のランス。 また行きたいなぁ。