フィンランドにさしかかる頃でしょうか・・・。 真夏のパリに向けてフライト中です
仕事の合間の休憩中に明るくなった外をパチリ。 まだまだ先は長いよー!!
・・・ということで、早朝のパリに到着しました〜 ♪
街角に見え隠れするエッフェル塔や、たった今オープンしたてのカフェのテラス席・・。
爽やかな風が吹き抜けるパリの朝は、最高に気持ちいいな〜(^^/
今回決めていたお散歩コースは、【 サン・マルタン運河 】
パリ中心部からやや北東よりの、下町情緒が漂う中でオサレなスポットが点在するエリアです。
さっそく、メトロに乗ってGO!!
オステルリッツ駅で乗り換えて、
でも、まだせっかく早い時間なので、かなり手前のバスティーユ駅で下車してのんびり歩こうかな。
目の前に広がるのは、黄金に輝く自由の守護神が見下ろす 【 バスティーユ広場 】
封建社会に不満を募らせた民衆が自由を勝ち取るために立ち上がった1789年7月14日。
そう、『 フランス革命 』 の舞台となったところですね。
革命の荒々しい傷痕はどこにも見当たらず、静かな雰囲気に包まれてました。
そして、ふらりと寄り道したのは、朝の静けさがまだ漂っている 【 ヴォージュ広場 】
『 王族以外にも入れる庭を・・・ 』 と、アンリ4世の命によって造られた、パリ最古の広場です。
ぐるりと囲んでいるのは、アーチ型屋根の回廊と、均整のとれたレンガ壁。
う〜ん、優雅だなぁ〜^^
あ、優雅といえば、広場の一角にあるホテル 『 パヴィヨン・ド・ラ・レーヌ 』 も見逃せないわね。
パリの喧騒から解き放たれた感のあるエレガントな一流ホテルながら、客室は少なめの56室。
いつか、ひっそりとプライベート感覚で過ごしてみたいな。
実はこのホテル、浅田次郎さんの小説 「 王妃の館 」 にも登場してましたよね。
物語では名前を変えての登場だったけど。
17世紀の太陽王ルイ14世の時代と現在とをシンクロさせたストーリー。 面白かったなぁ^^
・・・と、ぶらぶら歩いているうちに、今回の目的地 サン・マルタン運河に到着〜!
ちょうど観光船が来たところですね。 緑の並木道に縁取られていて気持ちよさそう〜 ♪
1825年に完成したというこの運河、造ったのはなんと、あのナポレオンなんですよ。
運河の目的は、セーヌ川の混雑する貨物船をヴィレット貯水場まで移動させること。
ただ問題なのがその高低差。 全長約5kmの距離は、水位差が26mもあるんだそうです。
26mある水位差を船が遡上することができるようにする仕組みというのが、【 閘門式水門 】
プールほどの場所に船が入ると、船尾側の水門が閉じられて、逆に徐々に開くのが船首側の水門。
入ってくる水で水門の外側と内側の水位差を約3mずつ調整しながら進むこと9回!!
へぇ〜、なるほどね〜。
船がゆったりと徐々に運河を遡っていく様子は、まるで時計の針もゆっくり進んでるみたい。
誰もが足を止めてしばし見入ってました
水音を聞きながら木陰を歩く運河沿いのお散歩、真夏の木漏れ日が最高に心地良かったなぁ〜。