観光客もまばらになったこのあたりは、鎌倉幕府終焉に関わる古刹が点在するエリアでもあります。
先日、雨上がりの日に訪ねたのは 【 報国寺 】
足利尊氏の祖父が開いたとされるこのお寺は足利家の菩提寺でもあるんだけど、
ここの見どころはなんといっても、本堂裏に広がるしっとりとした竹の庭。
別名 『 竹寺 』 とも呼ばれる所以は、約1000本の孟宗竹が植えられた散策路。
まるで吸い込まれるような静けさが広がってます。
ところどころに灯篭や石仏を配したシンプルな庭は和の風情たっぷり。
葉ずれの音も心地よく、奥のほうから聞こえてくるのはウグイスの鳴き声だけ・・・。
まさに深閑・・。
竹林を抜けたところにぽっかりと開いているのは、『 やぐら 』 と呼ばれる横穴式の墳墓。
足利一族が眠っているそうですよ。
のんびり歩き疲れたら、庭の奥にある茶店で抹茶を一服。
岩からしみだす水の音を聞きながら、じっくり心の洗濯中(^^ う〜ん、時間を忘れそう〜。
夏の暑い日の午後にでもまた訪れたいな。