歴史的猛暑が続く8月の終わりに、フランクフルトに行ってきました。
ちょっと・・・というか、かな〜り寒いドイツから、妻のお仕事日記です
。
こちらは秋を通り越して、すっかり冬の気配。 すでにコートを着てる人もいるくらい・・・
今日は1日オフなので、ぶらり列車の旅に出かけてみましょう
ライン川沿いを走る列車のチケットを早速購入。
目的地は、フランクフルトから列車で1時間半ほど北にある 『 コブレンツ 』 という街です。
アルプス山麓の源流から始まって、オランダのロッテルダム港で北海へと注ぐ、全長1320km
という国際河川、【 ライン川 】
『 マインツ 』 という街を過ぎると、いよいよ右手にライン川が見えてきました
ドイツの夏の観光といえばライン川クルーズが有名だけど、
船に乗らなくてもライン川沿いの列車の中からも雄大な車窓の景色をた〜っぷり楽しめるんです。
しかも、鉄道は川の両岸を走ってるので、行きと帰りで違った風景を楽しめるという
うれしいおまけ付きなのですよ(^^
特にマインツからコブレンツまでは、ライン川クルーズのハイライトといわれるだけあって、
流れる景色も雄大そのもの。
川を見下ろすようにたたずむ中世のお城や、童話に出てくるような色とりどりの木組みの家々、
教会が見える可愛いらしい村が点在していて、うわ〜っ、見てるだけでも飽きないなぁ。
川の中州にある白いお城は、川の通行税を徴収するために建てられた 『 プファルツ城 』
写真ではわかりづらいですが、水の抵抗が少なくなるように船の形をしてるんですよ。
ちょっとユニークでしょ(^^
美しい歌声で船乗りを惑わし、船を次々と川に沈めたという恐ろしい伝説が残るのは、
『 ローレライの岩 』
そして、丘の上に建つのは、『 ネズミ城 』
・・というのはもちろん愛称で、正式名称は 『 トゥルンブルク城 』
別にあるネコ城の城主が所有者になったので、この愛称が付いたんだって(笑)
当時は防衛力を誇る要塞だったらしい・・・・
晴れたり、にわか雨が降ったりのお天気の中、コブレンツに到着しました。
ライン川とモーゼル川の合流点に位置するコブレンツは、ほとんどの観光船の終点です。
インフォメーションでもらった街の地図を見ながら、街をブラブラしてみようかな ♪
まずは、コブレンツ駅前でパチリと一枚
実は、コブレンツに来るのは今回が2度目。
入社して2年目の夏休み、同期と2人でバックパッカー旅行をしたときに訪れた街です。
そういえば、このケーキ屋さんでお茶したっけなぁ〜
な〜んて、懐かしく想い出しながら・・・・・
これは、『 バジリカ聖カストーア教会 』 836年に建堂されたそうです。
雰囲気のある旧市街。 出窓?が美しいですよね〜。
駅からゆっくり歩くこと30分。
ど迫力の騎馬像 『 ヴェルヘルム一世 』 が立つ 【 ドイチェス・エック 】 に到着しました。
ドイチェス・エック( ドイツの角 )って呼ばれてるのは、
ライン川とモーゼル川がここで合流して、そこが角のように見えるからなんだよ〜
・・・と、思ってましたが、どうやら違うようです(^^;
駅でもらった説明書付きの地図によると、ドイツ騎士団がここに居をかまえていたからなんだって。
ちなみに、右がライン川、左がモーゼル川です。
合流地点の川の色が微妙に違っているの、わかりますか?
どちらもワインが美味しい地区なんですよね〜
の〜んびり歩いていたら電車の時間ギリギリになっちゃいました
それでも、お腹がすいていたのでプレッツェルだけはゲットして、電車の中でモグモグ・・・
もう1ヵ所、途中下車して見たいところがあるので、
今度は来たときとライン川の反対岸を列車で走ります
1時間ほどで、『 リューデスハイム 』 に到着!
駅前に立つと、どこまでも広がるのは、ワインのブドウ畑。
リューデスハイムはドイツワインの有数の生産地として栄えた中世の街っていうより村なんです。
ライン川沿いの傾斜地で水はけが良く、南に面した斜面には質の良いブドウが育つのです。
・・・・と、以前ソムリエの勉強をしたときに聞いたんだっけ
ドイツワインの畑名を無理やり暗記したのを思い出しました。
ここリューデスハイムには、『 バラの角 』 『 乱徒の地 』 『 城山 』 ・・とかいう
様々なブドウ畑があるんですよ。
どこまでも続くブドウ畑。 よ〜く見ると、移動用のゴンドラがあったりするのがスゴイよね。
ワイン酒場が並ぶ 『 つぐみ横丁 』 は、この村一番のメインストリート。
お土産屋さんでこんなの発見
重労働っぽいお兄さんが肩に担いているワインホルダー(笑)
う〜む、子供は果たしてこれを欲しがるのかな??
あんまり可愛くない人形達。 チャッキー並みに怖〜い表情の人形もいるし
そして、ビミョーな表情のハリネズミも
さて、ここで、雨も降ってきたのでレストランで遅めのランチでも
この村の白ワインを頼んでみました。
グラスになみなみと注がれたワイン。 うれしい〜
英語メニューを見ながら、「 グリルド・ポーク 」 をオーダーしたらこんなん出てきました
「 はじめ人間ギャートルズ 」( あ、古い? ) に出てくるような肉の塊!!
しかも、ナイフが刺さってるし(笑)
でもこれ、皮がパリパリで美味しいんだなぁ〜
ドイツでは、『 シュヴァインツハクセ 』 という料理らしいです。
バッチリ食べ応えありました!!
雨もすっかり上がったし、お腹もいっぱいだし。
さ〜てと、またまた電車に揺られてフランクフルトへ帰りまーす。